床下に入れていい物
一戸建ての家でよく目にする床下収納スペースですが、かつてここは梅酒や漬け物などが収納されていました。
常に低温で維持される冷暗所なため、漬け物には最良の場所だったからです。
寒い地域では越冬野菜を収納するための空間にもなっていました。
根菜類や白菜またはキャベツを新聞紙で何重にもくるんで、地下に収納されるのです。
味噌や醤油を自家熟成させる時も、床下収納は役に立ちます。
花瓶を収納している家も時々見かけるなど、あらゆるものを収納でききる床下スペースはとても便利です。
現代はさすがに漬け物を漬ける若い世代は、ぐんと減ってきましたし、越冬野菜はなくても都会ならコンビニやスーパーで、食材はいくらでも買えます。
もちろん味噌を自家熟成するなんて家は、かなり特殊な家に違いありません。
そう考えると床下収納のあり方も、かなり様子がかつてとは違ってきている事になります。
現代はたして、多くの人々は何を入れているのでしょうか。
キッチンペーパーの買い置き、ビールなどの瓶や缶詰あるいは油など保保存がきくもの、ジュースや水あるいは米、粗大ゴミ収納といったものが、代表的です。
床下の環境を考えた時、収納するのにおすすめなのは缶詰や瓶あるいは調味料などになりますから、これを実践している家庭は使い方があっています。
土鍋やホットプレートなど頻繁に使わないものもおすすめです。
買い置きの洗剤やお掃除グッズも以外と場所取りになるので、地下収納に納める事ができます。
越冬野菜とは言わないまでも、根菜類を収納する時はそれなりの対策が必要です。
非常用袋を収納するというのもどうでしょうか。
家屋崩壊したらまったく役に立たない事になります。
床下収納の使い方はしっかり熟慮する事が必要です。
収納のコツ
現代家屋の建築様式であれば、床下収納は大半ボックスタイプになっています。
だからといって横向きに倒して積み重ねていくのは、おすすめできません。
たくさん収納できそうですが、何が収納されているのか、パット見た瞬間に確認できないようでは不便です。
必ず立てて収納するのが最適な収納方法になります。
床下に収納して長時間戸を閉めたままだと、そのうち収納している事事態を忘れてしまう場合もあるので、対策が必要です。
狭いボックスならそれでも戸を開けた時に、ひと目でわかるのですが、そうでないなら戸の裏にでも収納している品目の一覧と、配置図などをメモしておくと確認が楽になります。
湿気対策
意外と冷えていない床下収納は湿気度合いが変動するのです。
湿気に弱いものや逆に湿気が適度に必要なものを収納するなら、新聞紙を下敷きにしてみる、除湿剤を入れてみるなどの工夫もしっかりして置くと、トラブルを避けられます。