部屋は住人の心理
片付けが苦手で、きれいにしなくてはいけないと頭では分かっていても、なかなか実行に移せないタイプの方がいます。
部屋が散らかっていていつまで経っても整理整頓できないという場合、そこの住人の心理状況を映し出しているといわれています。
物を捨てられないタイプの方は、処分することにもったいないという考え方が先行する物を大切にする人だという解釈もありますが、過去の出来事への執着や人間関係の悩みなどが潜んでいるケースがよくみられます。
その他にも恋愛や仕事、将来のこと、過去のことなど幅広い原因が考えられます。
どのくらいかかるか計測してみよう
物で溢れかえっている状態は、人の精神にもじわじわと影響をもたらしていますので、スッキリさせておきたいところです。
それでも片付けが嫌いという方は、大変な労働だと思い込んでいる場合があります。
人間は好きなことほどあっという間に時間が過ぎていき、面倒なことや骨が折れることほど長く感じる傾向があります。
清掃が好きな人もいますが、できればやりたくないという方も多いはずです。
そんな方には、試しに時間を計測してみることをお勧めします。
実際に片付けにかかる時間を計測してみると、思っていたより短かったということが少なくありません。
とても時間がかかると思っていると、大掃除でもないかぎり普段はやらなくなったり、ちょっとした片付けもやりたくなくなってしまいます。
すぐに終わるのだと分かりさえすればモチベーションがアップしますので、積極的に片付けたいという気持ちが湧いてきますから、ぜひ時間を計測するようにしてみてください。
片付けが苦手な人は完璧主義者?
片付けが苦手な人というと、さぞかしだらしがないのだろうと想像しがちですが、実際には完璧主義者であることが多いようです。
掃除や片付けをしたら、ちり一つ落ちていないように完璧にしなくてはという考え方をしていますのでストレスを感じやすいのです。
掃除は完璧になど、なかなかできるものではありません。
こんな場合は、ご自身の完璧主義をなくしたらいいのです。
神経質になっていると、掃除をしたばかりでもゴミや汚れが気になるので、部屋にいるだけでストレスを感じるようになってきます。
本来は自分の部屋でゆったりとくつろぐために清掃をしますから、掃除をする前に完璧主義をなんとかしたいところです。
そういう方ほど、小マメに清掃するのではなく、ある程度まとめてから一気に掃除を行うようです。
片付けは、決して難しく考える必要などありません。
掃除に取り掛かる前に、完璧主義の見直しをしてみてはいかがでしょう。
今より自分に寛容になれれば、もっと小マメに掃除ができるようになります。