大掃除を始める前の心構えについて

年末が近づいてくると、あっという間に師走に突入。日々の忙しさに追われていると、「大掃除なんて無理かも…」と感じてしまうこともありますよね。とはいえ、お正月はやはり清々しい気持ちで迎えたいものです。そこで今回は、無理なく効率的に大掃除を進めるための事前準備と心構えについてご紹介します。少しの段取りを押さえるだけで、意外と大掃除がスムーズに進むもの。ぜひ参考にしてみてください。

やることの仕分け

大掃除を効率よく行うためには、まず「やることの仕分け」が大切です。この時期に何でもかんでも完璧にしようとすると、かえってストレスが溜まってしまいがちです。そこで、短期間で「できること」「できないこと」をまず仕分けしましょう。例えば、普段なかなか手が回らない箇所や、1年を通してあまり掃除していない場所を中心に取り組むと良いでしょう。

掃除をする場所としない場所を決める

まずは、掃除をする場所としない場所を決めることがポイントです。例えば、エアコンや換気扇、各部屋の照明、玄関、窓など、普段あまり掃除しない場所は大掃除に最適です。一方で、トイレや洗面室など、日常的に掃除をしている場所は、あまり無理をせずに軽く済ませる程度で十分です。このように、メリハリをつけて掃除箇所を決めることで、大掃除の負担を軽減できます。

家族で分担を決める

一人で全てをこなすのは大変ですし、負担も大きくなります。そこで、家族で分担を決めるのも一つの方法です。高い場所の掃除は身長が高い人、低い位置の掃除はお子さま、力仕事は体力のある人、といったように、得意分野を活かして役割分担をしていきましょう。全員で協力しながら掃除を進めれば、スムーズかつ楽しく大掃除を行えます。

プロに依頼する部分も検討する

手の届かない場所や、長年溜まった頑固な汚れは、専門業者に頼むのも一つの方法です。プロに任せれば、時間も節約でき、自分では落とせない汚れもしっかりときれいになります。特に、換気扇や浴室のカビ取り、エアコン内部の掃除など、専門的な技術が必要な場所はプロに依頼することを検討してみましょう。長谷工のハウスクリーニングなど、豊富なメニューが揃ったサービスもあるので、必要に応じて利用すると良いでしょう。

スケジュールを立てる

次に、大掃除をスムーズに進めるためには、スケジュールを立てることが大切です。「計画を立てずに進めた結果、最後に疲れ果てて中途半端になってしまった…」という経験がある方も多いのではないでしょうか。あらかじめ無理のないスケジュールを作っておくことで、時間に追われることなく余裕を持って大掃除を進められます。

カレンダーや手帳に書き込む

まずは、カレンダーや手帳に掃除の日程を書き込みましょう。具体的には、どの日にどの部屋や場所を掃除するのか、誰が担当するのかを記入しておくことが大切です。例えば、12月の最初の週末はリビング、次の週末はキッチンといった具合に、日ごとに掃除箇所を分けていきます。

また、家族で役割分担をする場合は、担当者の名前も一緒に書き込んでおくと、忘れずに実行できます。事前にしっかりとスケジュールを立てておけば、年末ギリギリに焦ることもなく、計画的に掃除が進められるでしょう。

チェックリストを作る

スケジュールに加えて、簡単なチェックリストを作るのもおすすめです。掃除箇所、作業内容、担当者、完了したかどうかを確認できるチェックボックスを作っておくと、進捗状況を把握しやすくなります。視覚的に「どこが終わっていて、どこがまだ残っているのか」を確認できるので、効率的に進められます。

例えば、キッチンの換気扇や窓ガラスの掃除、床の拭き掃除など、細かくリストアップしておけば、「次にどこを掃除すれば良いのか」と迷うこともありません。

大掃除前にやっておきたいこと

実際に大掃除を始める前に、事前準備としてやっておくと便利なことがいくつかあります。この準備をしっかり行うことで、大掃除の当日がスムーズに進み、効率が上がります。

不用品の整理と処分

まず、大掃除を始める前にやっておきたいことの一つが、不用品の整理です。日々の生活の中で、1年を通して使わなくなったものや不要なものが意外と溜まっていることに気づくかもしれません。雑誌や古い書類、着なくなった衣類、食器、贈答品など、もう使わないものは思い切って処分してしまいましょう。

もし、捨てるにはもったいないと感じたら、フリマアプリで販売したり、リサイクルショップに持ち込むのも良い方法です。また、マンションのごみ置き場は年末になると混み合うことが多いため、なるべく早い時期に不用品を片付けておくと安心です。

掃除用具の準備

掃除に必要な用具や洗剤を事前に確認しておくことも重要です。いざ掃除を始めたときに「洗剤が足りない!」や「道具が壊れて使えない!」といったことがあると、時間と労力が無駄になってしまいます。大掃除用の洗剤や雑巾、モップ、ブラシなど、必要なものが揃っているかを事前にチェックしておきましょう。

特に雑巾は多めに用意しておくと便利です。使用後に濡れた雑巾を洗濯機で脱水して再利用することで、効率よく掃除が進められます。また、洗剤も用途ごとに揃えておくと良いでしょう。ガラス用洗剤、トイレ用除菌剤、クレンザー、酸性・アルカリ性洗剤など、それぞれの場所に合わせた洗剤を準備しておけば、途中で買いに行く手間が省けます。

身だしなみとタイムマネジメント

掃除中は意外と汗をかいたり、汚れがつくこともあります。そのため、エプロンやマスク、ゴム手袋を着用することを忘れずに。また、掃除をしているうちに時間が経ってしまい、他の場所が手つかずになることを防ぐため、時間を区切って作業を行うことが大切です。

掃除の基本は、「上から下へ」「奥から手前へ」です。高い位置のホコリを拭き取り、手前に進んでいくことで、効率よくきれいにできます。また、取れにくい汚れはあらかじめ洗剤をなじませておくと、後から楽に汚れを落とせます。家族で楽しく取り組むために、飲み物やお菓子を用意しておくのも一つのアイデアです。

まとめ

大掃除を効率よく進めるためには、事前の段取りと準備がカギです。やることの仕分けやスケジュールを立て、無理なく進めることで、年末の忙しさの中でもスムーズに大掃除ができるでしょう。家族みんなで協力しながら進めれば、掃除そのものが楽しいイベントに変わるかもしれません。今年の年末は、余裕を持って清々しい新年を迎えましょう。