
片づけやすくなる環境をつくるのが収納の第一歩
子どもがいる家庭では、リビングや子ども部屋にどんどん増えていくおもちゃに、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
気がつくと床に広がりっぱなし、欲しいものがすぐに見つからない、片づけてもすぐ散らかる…そんな悩みの解決に役立つのが「おもちゃ収納の工夫」です。
収納というとしまいこむことを連想しがちですが、子どもにとって大事なのは「片づけやすい環境」が整っていること。
つまり、大人目線で「きれいに収納する」よりも、子ども目線で「自分で戻せる」仕組みをつくることが大切なのです。
おもちゃが増えても、整理しやすく、楽しく片づけられる工夫を取り入れれば、部屋の中が散らかりにくくなり、子ども自身の「片づけ力」も自然と育っていきます。
おもちゃ収納のコツは分かりやすさと手の届きやすさ
おもちゃ収納を成功させるには、「子どもがひとりで出して、ひとりで戻せる仕組み」が基本です。そのためには、シンプルで分かりやすいルールづくりが欠かせません。
まず意識したいのは、おもちゃの「分類」です。種類ごとに分けて、それぞれの定位置をつくってあげましょう。
たとえば、「ブロック」「ままごと道具」「ぬいぐるみ」などカテゴリーで分けると、子ども自身もどこに戻すべきかがわかりやすくなります。
このときに使いやすいのが、ラベル付きの収納ボックスやカゴです。イラスト入りのラベルにすることで、まだ文字が読めない年齢でも直感的に場所を把握できます。
収納グッズの高さや大きさも重要なポイントです。取り出しやすく戻しやすい高さ=「子どもの目線」に合わせた収納を意識することで、自立的な片づけ習慣につながります。
また、おもちゃがあふれてしまうと、どんなに分かりやすい収納でも機能しなくなります。
定期的に「おもちゃの見直し」をして、遊ばなくなったものはリサイクルや譲渡を検討するのも、スッキリ収納への近道です。
今すぐ試せる!おもちゃ収納のアイデア術
収納のコツを押さえたら、次は具体的なアイデアで遊びやすく・片づけやすく整えていきましょう。
まずおすすめなのが、オープン棚+ボックス収納。
棚の中に仕切り付きボックスを並べてジャンルごとに収納することで、どこに何があるかが一目瞭然になります。色や形で分けると、視覚的にも楽しく、子どもが自分で判断しやすくなります。
さらに、キャスター付きワゴンも便利なアイテムです。
リビングから子ども部屋への移動がスムーズになり、「遊ぶ場所」と「片づける場所」を自由に行き来できるようになります。リビングに仮設の収納スペースを作りたい家庭にもぴったりです。
壁面収納も、スペースの有効活用に役立ちます。
フック付きのパネルや、ポケット式の吊り下げ収納を使えば、壁を使ってぬいぐるみや細かいおもちゃをスッキリまとめることが可能です。
そして意外と効果的なのが、見せる収納の工夫。
お気に入りの人形やブロック作品を飾るスペースを作ってあげると、子ども自身が「ここに戻そう」と意識するようになります。
片づけを「やらされるもの」ではなく、「楽しいこと」に変える工夫が、継続的な整理整頓につながっていくのです。
片づけは教育のひとつ。家庭内での意識づけを
おもちゃ収納は、ただ部屋を片づけるためだけでなく、子どもの自立心や判断力を育てるチャンスでもあります。
「使ったら元に戻す」「どこにしまうか自分で考える」という一連の動作が、子どもの中で自然と身につけば、生活全体において整理整頓の意識が根づいていきます。
そのためにも、「この箱には何を入れるか一緒に決める」「片づけタイムを遊び感覚で取り入れる」など、親子でコミュニケーションをとりながら収納ルールを決めていくことが大切です。
完璧を目指すのではなく、子どもの成長や性格に合わせて、少しずつ仕組みを整えていく。それが続けられる収納のポイントです。
おもちゃ収納は、子どもの「育ち」と「暮らし」を整える大切な土台。明日からでもできる小さな工夫から、ぜひはじめてみてください。
